ダイナミックスを考える
「エリーゼのために」を知らない人はいないだろう。テンポが変わって行くように聞こえる。そして音階と共にボリュームが変わって行くように聞こえる。この感覚がダイナミックスだ。
音が上に行くときは速く、下に行くときはボリュームを落としつつゆっくりとなる。
クラッシックの世界の事だと思っている人は多いだろうが、これはポップスやジャズでも普通に起こることで、音楽はむしろこうでなくてはならない。
音楽は揺れるのが当たり前で、これを英語ではgroove, swing, rockなどという。いずれも揺れるという意味だ。DTMの様にコンピューターで作る音楽や着メロがグルーブを感じないのもこういった配慮が音作りに反映されていないからだ。メトロノームで取るようなリズムが正しいリズムだと思っているようでは、いつまでも上達できない。
まずは1.2,3,4、とカウントするのをやめてアフタービートだけを感じるところから始めよう。